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非配偶者間の人口受精がもたらす倫理的問題

なんか、むずかしいタイトルですが、ようするに、子どもが出来ない夫婦が、人口受精で子どもをもうけることの倫理的な問題は何かということです。

2011年7月号のEnglish Journalで、人口受精で生を受けた男性のインタビュー記事が出ていて、とても興味深く、英語を聞き、読みました。

最初は、抵抗感のあった人工授精も今や受ける人は多いと聞きます。英会話スクールGEOSに通っていた頃、そんなトピックがでて、いろんなことを考えました。人工授精の是非。そうして、生まれた子たちに問題はないのだろうかと。

私は、一つの可能性として、同じ親を持つ近親結婚なんて出てこないだろうかと危惧しました。ありえないことではないですよね。

EJに出ていた男性はイギリス人。21歳で母親から事実を知り、今、27歳。事実を知らされてから、母親との関係は悪化しているそうです。また、父親も「父さん」と呼べなくなったそうです。そして、実のお父さんとも何回か会ったそうです。それで、お父さんがどんな人かわかり、ものすごくほっとしたと。

最後にこの男性は、人工授精を容認できるものではないと言っています。本当の親子ではないし、子ども自身の問題まで起こさせると。

日本では、よく「生みの親より育ての親」と言います。育ててくれた親に愛情はあるはずなのですが、それでも、怒りといら立ちを感じているのです。

私は、このお母さんは事実を告げるべきではなかったのではないかと思います。

科学の発展がもたらした新しい倫理問題。人間はどこまで欲求を叶え、倫理問題との折り合いをつけてくのでしょう。

カテゴリー: 日常   パーマリンク

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