もうかれこれ15年くらい前のことになるでしょうか。
当時仲良くしていた方が
「Tさん、亡くなったんですよ。」と
教えてくれました。
私はTさんと言われても誰のことか
わからなくて
「ほら、公園でよくお会いしていた
髪の長い...」
とここまできてその人の顔が浮かびました。
「亡くなったって...」
「ガンだったんです」
えっ、お子さんが3人おられてまだ小さいのに...。
私は、下の子がまだ小さい時、
公園でお話ししたことを
思い出していました。
この方とはあまり仲はよくなかったのですが
(名前も覚えていなくてTさんとさせて頂きます)
この時、他のお母さん方とも一緒に座って話しをしていました。
一番下のお嬢ちゃんが確か2才くらいで
顔のほおの下あたりに1cmくらいの
あざがあるのをとても気にされていました。
私は「気にすることないですよ。
チャームポイントだと思えばいいです。」と
言ってあげました。
でも、Tさんは「でも、気になる〜。」と
私の話しを聞いてもらえない様子でした。
それから、数年後、私の耳に入ったのは
その方が亡くなられたということ。
私は、我が子のあざを気にして
結局、我が子に幼くして母を亡くしてしまうという
悲しい運命を背負わせてしまったのでは
ないかと思いました。
こんな話しも友達から聞いたことがあります。
やはり、お子さんの顔にあざがあって
お母さんが気にされていたところ
おばあちゃんが「そのあざがその子の
悪いところをとってくれているんだよ。」と
言ってくれたそうです。
私の下の娘にも鼻のところに
ちょっと目立つほくろがあります。
本人は小さい頃とても気にしていたようでしたが
私は「チャームポイントだよ。
ほら、女優の宮沢りえさんとか
深津えりさんとか美人女優さんにも
目立つほくろがあるでしょう。
気にしなくていいよ。」
と言ってやりました。
もし、これをお読みのあなたのお子さんに
ほくろとか気になるところがあっても
決して気にしないで下さいね。
もっと尊いのは「命」です。
最後までお読み頂きありがとうございました。