プレジデントファミリー11月号に、7歳でカナダ・モントリオール国際芸術祭書道部門でグランプリを獲得した男の子の話が出ていました。
今は13歳になっている書道家の高橋卓也君です。
その字は、書き順も何も関係なく自由奔放です。
まだ一歳になる前に、おばあちゃんが筆ペンで字を書いているのに興味を持ち書き始め、字をどんどん覚えていったそうです。
漢字を書いてばかりという子どもらしくない遊びを、おかしいとお父さんは言ったそうですが、お母さんは好きなようにさせたそうです。
天才の陰にはお母さんの理解があったのですね。
私も、小さい頃から、絵を描くことが大好きでした。
いつも、何を描こうと決めず、自由気ままにクレヨン等で線を描き、そこから何か形のあるものに仕上げていくのが好きでした。
幼稚園での参観日に、お絵かきをしました。
私はいつものように、クレヨンで線を走らせ、最後に仕上がったのは、怪獣のような顔でした。描いている時はとても楽しかったんです。
で、家に帰ってから、母親に言われたのは、
「他の〇〇ちゃんやみんなは、かわいいチューリップの絵を描いているのに、弘子は変な顔を描いてくれて恥ずかしかった。」でした。
これを何度も言われ、それから私の描く絵は、何の個性もないチューリップの絵になりました。
この時、母親が何も言わず好きなように描かせていたら、もっと発想力豊かになって、前衛画家になれていたかもしれないと思うのです。(笑)
小さいお子さんをお持ちの親御さん、お子さんの好きなようにさせてあげて、才能の芽を摘まないようにしてくださいね。
今日も読んでいただきありがとうございました。