「3冊より3回」
これは、問題集を3冊するより、1冊の問題集を3回する方が学習効果が高いことを言っています。
なぜ、新しい問題集をするより、1冊を完璧にした方がいいのでしょう?
新しい問題集に移るということは、「復習」をせずに学習していることで、前の問題集を忘れます。そういう人は、絶えず新しい情報を取り入れますが、またその次の情報も忘れる、つまり、その情報がこぼれ落ちることを許しているのです。
脳の中には、次の情報群を結びつけるためのデータが少ししかないので、学習は困難になります。
何かを学習して、忘れる前に、わずかな時間で復習することは、後で全く忘れてしまってから、学習のやり直しにかける多大な時間を省きます。
復習ってめんどくさそうですが、結局、学習時間を減らすことが出来るんです。
「3冊より3回」そして、それをやるベストなタイミングも高校生には伝えてますが、このわずかな復習をしない子が多いことを感じます。
私も、レッスン時間内に学習予定内容をこなすことで精一杯のことが多いのですが、忘れてしまう生徒たちに、あまり時間をおかないで、また伝えていかなければと思います。
それに、高校生ばかりでなく、中学生にも。
今日も読んでいただきありがとうございました。