少し前、中2生に冬期テキストを使って「5文型」を教えました。
「5文型」はどの生徒も「わからない」「むずかしい」と言って、あまり説明をしっかり聞こうとしないところです。
ただでさえおしゃべりが多いのに、適当に聞かれては困るので、何とか惹きつけようとこんな工夫をしてみました。
「まず、歌手は誰が好き?」と聞くと、
何人か名前が出ましたが、最後に出た「西野カナ」にして
ボードに「西野カナ」が歌っているところを描きました。
ここで、絵が全然似てないので、笑い が起こりました。つかみは
1文型 She sings every day.
S V
彼女は毎日歌を歌います。
S は主語。V は動詞。every day は副詞(動詞を説明するもの)で文の要素にはならないよ。
2文型 She is a singer. She is happy. She looks happy.
S V C S V C S V C
彼女は歌手です。彼女は幸せです。彼女は幸せそうに見えます。
C は補語。 S = C だよね。
3文型 She loves music.
S V O
彼女は音楽が大好きです。
O は目的語。 S = O じゃないね。
4文型 She gave me her CDs.
S V O O
彼女は私に彼女のCDをくれた。 O = O じゃないね。
ここで、結構生徒の反応がありました。ホントに西野カナがCDをくれたところを想像したようです。
5文型 Her songs make me happy.
S V O C
彼女の歌を聞くと私は幸せになります。
O = C だよね。
と、こんな風に説明して、どの生徒も最後まで聞いてくれたのでした。
無味乾燥になりがちな文法もちょっとした工夫で理解がしやすくなりますね。
今日も読んでいただきありがとうございました。