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英作するのに辞書を使ってもいいですか?

Hello!

英検3級から、テスト内容にライティング(英作文)がありますが

英検3級を受ける中2の女の子が

「英作するのに辞書を使ってもいいですか?」

と聞いてきました。

私は、英作文対策には2つのアプローチがあると思っています。

 

まず1つ目は、自分の英語力で書いてみることです。

英語力ない人はどうすればいいの?

と言われそうですが

よくある失敗は

自分の英語力ではとても書けない

英語を書こうとすることです。

難しい日本語をそのまま書こうとして書けないとか

意味のわからない英語を書いてしまうのです。

これは本当に教室の生徒を見ててもよくあります。

例えば、

Which do you like better, nature or big cities?

「自然が好きですか?それとも大都会が好きですか?」

(英検3級2018年度第2回ライティング問題)

という英作文問題ですが、

まず、どちらが好きか結論を書きます。

大都会の方が好きだとしたら

I like big cities better.

そしてその理由を2つ書きますが

その理由の1つを「都会は交通の便がいいから」と書きたいとします。

「交通の便がいい」をそのまま英語にしようとしても

中学2〜3年生には難しいです。

では、どうすればいいかと言うと

同じことを自分の知っている易しい英語で書けないかを考えます。

例えば 、

In big cities, I can go anywhere by train and bus.

「大都会では、電車やバスを使ってどこにでも行けます。」

こう書けば中学生レベルの単語で書けます。

交通の便が良いからどこへでも行けるということが言いたいのなら

こういう風に書けば良いのです。

 

「あたらずとも遠からじ」

少しくらい自分の言いたいこととは外れても

正しい英文で書けることが大事ですし、

言いたいことを違う表現で言えないかを

考える力もつきます。

よく言われるのは自分の言いたいことの60%言えてたら良し

とすることです。

難しい単語を使うことが良い英作とはかぎりません。

分かりやすい英語を書くことを意識しましょう。

 

もう1つのアプローチ法は辞書を使うことです。

まず、日本語で自分の意見を考え、

これは英語でどう表現するんだろう?

と辞書をひくことです。

そして、良さそうなものを使ってみます。

先ほどの「大都会は交通の便が良い」でしたら、

They have convenient transport in big cities.

といった英文が作れます。

ここで、convenient (便利な)とかtransport(交通)とかいった

単語を覚えることができますね。

こうやって語彙力がついていきます。

 

そうして英作文したら、学校の先生とか塾の先生に見てもらいましょう。

自分の作った英語が通じるか

どのようにすればより良い英語になるか

言いたいことが書けているかを見てもらって

添削してもらいます。

英作するモーティベーションにもなりますね。

そして、それで終りでなく、

また使っていくことで英語力も飛躍的につきます。

 

私も、英会話スクールに通っていた頃、

毎週、英文日記やエッセイを書いて持って行って

先生に添削してもらっていました。

最初は時間もかかり、苦しい作業だった英作文も

1年2年と続けるうちに

楽しいことに変わっていきました。

ネイティブの先生に一度このエッセイはよく書けていると

すごくほめられたことがあります。

その時、私はこんな簡単な英語でいいのかな

恥ずかしいかなと思っていたので

思いがけなくほめられて驚きました。

ですから、難しいことを難しい単語を使って書く必要はないんですね。

その後、しばらくして英検1級に合格しましたが

英検1級のテストでは「自由英作文」が

一番楽しく得意なパートだったんですよ。

 

英作文の上達にはとにかく書いてみること、

言い換え練習をしてみること、

辞書をひいてみること、

添削してもらうこと、

が大事です。

 

以上、英検ライティング対策2つのアプローチ法でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

今日も読んで頂きありがとうございました。

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