今日も、英検2次試験の練習を、高3生2名にしました。
私が短大の時に受験した昔は、英文を読んで、それに対する質問5問に答えるというものでした。
〇が三つあれば、合格だったので、試験官の手元を見て、〇をつける数を数えていたのを覚えています。
比べて、今は、問題数は4つ。英文を読んでそれに関する質問に答える問題は1問目のたった一つです。
2問目は、3コママンガがあって、そのストーリーを作るもの。
3問目は、問題カードのトピックに関する意見が与えられ、それに賛成か反対かを答え、理由を2文程度で述べます。
4問目は、トピックとは関係ない質問がされ、YesかNoで答え、その理由を述べます。
こう見て頂くとわかるでしょうが、自分の意見や英作力がないと、答えられない試験です。
日本人は、人前で、自分の意見を言うと、なまいきだとか思われたり、沈黙は美徳という文化があり、自信を持って自分の意見を言うのが苦手という人が多いと思います。
そういう私も、中学校の時、自分の意見をクラスのみんなの前で言って、いじわるな子に、あとで、いやなことを言われ、「ああ、言うんじゃなかった」と後悔したり、親に何か言おうとすると、「だまっとれ」と言われたり、大勢の中では、おとなしくして、控えめにしているのが美徳と思って育ってきました。
でも、それって英語を学習する際には、美徳ではないんです。
英語は、自分の意見をはっきり言う文化なんです。
特に、英検1級の二次試験の練習では苦労しました。まず、英語の前に、自分の意見が出てこない(笑)
人前で自分の意見を言うというのも、訓練によって身に付くと思うんです。英語圏では、小さい時からその訓練を受けます。
高校生も、最初は、うまくできないんですが、練習すれば、すぐに上手に言えるようになります。
むずかしい英語を使う必要はありません。自分の知っている単語を使い、簡単な文章でいいので、正しい英文で話すことが大事です。