私の塾に来ている高3生が、国語の力をつけるのにどうしたらいいか悩んでします。英語は出来るのに国語ができなくて、センター試験がやばいと。
国語力をつけるには、本を読むことが一番ですが、もうセンター試験までわずかになった今から、本を読むなんてことはできません。
どうアドバイスしていいものやらというところですが、高1の時から、本を読むようにとは言ってきたんです。英語にも、国語力は必要だからです。
英文を読んで、それを、日本語に訳したり、要約するなんて時に、国語力がないと、良い文が書けません。
私、国語はちょっと得意でした。模試では、英語より国語の方が良かったぐらいです。といっても、レベルは低いですが。
漢字を覚えるのは好きでしたし、ことわざなんかも意味を知るのは大好きでした。
文章を読んで、それが何を意味していますか、なんて問題も得意でした。特に国語を勉強しなくてもできたのは、本を読むのが好きで、よく読んでいたからだと思うんです。
生徒が、国語の話をしたので、こんな質問をしてみました。
「情けは人のためならず」
これは、人に情けをかけるのがいいと言っているでしょうか。それとも、よくないと言っているのでしょうか。
驚いたことに、4人とも、知らないと言ったんです。
それでも、答えさせると、3人が間違えました。
答えは、人に情けをかけなさい。そうすれば、その善い行いが自分にかえってきますよ。ということです。
私も、最初、人に情けをかけるのは、その人を甘やかして、その人のためにならないから、情けをかけてはいけないと解釈していました。
英語の時間に国語のレッスンになってしまいましたが、「もっと、教えてください」なんていう生徒がいました。
国語ができるようになるには、言葉に興味を持つことが一番でしょうね。