この前の高3レッスンで、一人の生徒が、センター試験や受験までの勉強として
「基礎を学習したらいいですか?」と聞いてきました。
こう聞いてくるのは、本人がまだ基礎力に不安があるということなのでしょう。
彼女は、関西の中堅私学を目指しています。中堅といっても、人気のある大学で、なかなか合格するのも難しいと思われます。
一口に「基礎」と言っても、中学生レベルの基礎ではもちろん彼女の志望大学には太刀打ちできません。
彼女の目指す大学の入試問題は、長文が二つあり、それに対する質問に答えるというものと、会話文、語句整序の問題があります。かなりの量です。
これを70分つまり1時間10分で解かないといけません。
合格するには、7割は正答しないといけないでしょう。
他の大学でもだいたい7割が合格ラインと思います。
彼女の欲しいのは、自分が志望大学に晴れて合格して喜んでいる姿です。
そのために、彼女が今からやるべきことは、
1.語彙を増やすこと。今、やっている単語集(速単必修)の語彙を100%覚えること。
センター試験1000語レベルを完璧意味が言えるか確認。
語彙を増やせば増やすほど、長文も楽に読めます。
2.毎日、長文を1文は読むこと。長文問題を解くこと。
黙読の場合、速く読む練習を。意味が理解できない文は、声に出して何度も覚えるまで読むこと。
長文がいかに速く読めるかで、その語の解答時間も長く取れるわけですから。
3.文法に関しては、アップグレードなどの問題集でおさらいをやって、自分のまだ覚えていない文法を文法書でも確認し、ノートに書き出してみる。時間がなければ、間違えた問題はチェックしておいて、また時間をおいてやってみること。
もう、時間はあまりないので、新しい問題集に手を出すより、1冊を完璧にすること。
4.センターのリスニングに関しても、まず問題を解いて、その後、スクリプトを確認し、CDを聞いてリピーティング、シャドーイングをする。
リスニング対策と言っても、入試試験の会話問題にも役立ちます。
リスニングは、やらなければすぐに力が落ちていくので、毎日、最低10分、できれば20分程度は練習すること。
5.最後に弱気にならないこと。絶対合格するつもりで学習すること。
以上です。これをとにかくやることです。苦しいのは自分だけではありません。他の受験生もがんばっています。
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