「外国語学習に成功する人、しない人」(白井恭弘著)を今読んでいます。
英語学習アドバイザー資格取得のために買った本の一つです。
その中に以下のことが書いてあります。
「英語学習において、子どもと大人を比べた場合、大人の方が、自分の持っている認知能力を使って短期的には素早く学習することができる。
ところが、何年も経ってくると、若い時に始めた人のほうが、より母語話者に近い外国語を身につけるようになる、ということです。」
大人はすでに、学生時代に英語を学習していて、ある程度土台が出来ていますし、学習事項を理解するのに時間はあまりかかりません。
比べて子どもには文法用語を使っても???で理解できないので、英語を繰り返しながらそのまま覚えていくことになります。
つまり、一つの文法事項でも長い時間をかける必要があります。
私は小中高生を教えていますが、
例えば、小学生を例にとっても、低学年より、高学年の方が理解が速くすぐに覚えます。
高学年から英語を始めても、短期的にはよく覚えます。
ただ、低学年から始めた子どもは、何年もかけて何度も同じ学習事項を繰り返して覚え、また少しづつステップアップしていくので、無理がなく、体へのしみこみ方が違うように感じます。
「短期記憶」はすぐに忘れますが、何度も繰り返すと「長期記憶」に変わって忘れにくくなるというのは、みなさん、ご存じだと思いますが
この小さい時に、体にしみこんだ英語が英語習得に大きく影響するのだと思います。
ただし、続けていることが前提ですが。
【今日覚えた表現】
reinvent the wheel わかりきったことをやり直す
You don’t need to reinvent the wheel. Use the usual forms of documentation.
一から作る必要はありません。いつもの書類のひな形を使ってください。
注として「すでに確立されている技術や解決法を知らずに、一からやって時間を無駄にすること」とありました。
私も無駄にしている時間がたくさんあるように思います。
【元気が出る言葉】
「なんでも自分ひとりでやろうとしないことだ。誰かに助けてもらえ。」
『天使になった男』