もう4月はとっくに過ぎてしまいましたけど、やっと桜のタペストリーが完成しました。
教室の生徒さんがキルトの本を持ってこられ、その中のこの作品を作りたいから、作り方を教えてほしいと言われたのです。私も、桜のタペストリーは今まで作ったことがなかったので、作ってみることにしました。
アップリケと刺繍の作品で、花一枚一枚のアップリケが大変でした。
葉っぱにブルーの色も入った布を使った所、急に永田萌さんの絵本のような色合いになりました。
彼女の絵は大好きで、一度講演会も聞きにいったことがあります。
お話の中で印象的だったのは、「母が亡くなった頃の作品はどうしても明るいものが描けませんでした。もし、暗い色合いを帯びた作品を持っておられる方があったら、それは、私の母が亡くなった頃に描かれたものだと思ってください。」というお話です。
私も1冊持っているんです。絵はきれいですが、お話はちょっと悲しい内容です。もしかしたら、その頃に描かれた本かもしれないなとその時思いました。
来年までしまっておいて、春になったら玄関に飾りましょっと。